重量税・自賠責等の解説
車検時にかかる費用とは?
車検時に一般的には整備工場に点検・整備料金を支払います。しかしそれに加えて、国や保険会社に支払う費用があります。いわゆる「法定費用」と呼ばれるものです。
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 検査手数料
これらの費用はどのような費用なのでしょうか?
自動車重量税とは?
新規登録時(新車購入時)と車検のときに国に納める必要がある税金です。自動車の重さの違いによって税額が決まります。重さとは、自動車検査証の「車両重量(乗用車)または車両総重量(貨物車)」にあたります。軽自動車は車両の重さにかかわらず税額は定額です。
新規登録時、もしくは車検時に車検証の有効期間分をまとめて支払う税金となります。つまり数年分を前払いする税金になります。車検期間中に廃車にした場合は払い過ぎた分の税金が還付されます。
新車の新規登録から13年以上経過すると税額が上がり、18年以上経過するとさらに税額が上がります。
自動車税と混同しがちですが、自動車重量税と自動車税は別の税金です。ちなみに自動車税は毎年4月1日時点での車の使用者(ユーザー)に対して課せられる税金のことです。
自賠責保険料とは?
自動車使用者が必ず入らなければならないと法律で定められた強制保険の料金です。
自賠責保険は被害者を保護する目的があります。ですので保障については、被害者に対する補償のみで、対物補償や、ご自身についての補償はありません。またロードサービスのようなサービスも付加されません。
自動車保険は、このような自賠責保険だけでは不安な部分を補うための保険となります。任意で加入する保険となっており「任意保険」とも呼ばれます。
検査手数料とは?
検査を受け、自動車検査証の交付をうけるための国へ納める手数料のことです。行う申請の区分や、自動車の種別によって手数料が変わってきます。
車検費用について知っておきましょう
車検時には、整備費用に加え、税金などのさまざまな法定費用がかかります。決して安くはない費用なので、ぜひその内容を理解しておくと良いでしょう。